アイリッシュ・ウイスキーとクラフト・ビールのコラボ

雑談
06 /26 2020

私はいろいろとお酒関係のものを収集しているのですが、パブに行くとテーブルに置いてあるビアマットもその1つです。ちなみに、プラスチックなどでできていて、何度も使えるものはコースターと呼ばれ、紙製の使い捨てのものはビアマットと呼ばれます。

 

いろいろな会社が広告ツールとしてビアマットを使用していますが、やはり最も多いのはアルコール飲料です。ウイスキーのももちろんあります。たとえば次のようなもの。


WhiskeyBeerMatt.png


しかし、最近はクラフト・ビールのビアマットをよく見かけます。小さな醸造所はテレビ広告などを打つ資金はないと思いますので、安価なビアマットを利用しているのかもしれません。

 

さて、次の写真に写っているのは、すべてアイルランドのクラフト・ビールのビアマットです。

 

beermat.png

 

アイリッシュ・ウイスキーのブログなのに、「なんでクラフト・ビール?」と思われるかもしれませんが、最後にウイスキーの話につながりますので、ご安心して(?)お読みください。


有名どころのクラフト・ビールをいくつかご紹介します。まず、カーロー県に本拠を構えるカーロー・ブリューイング社のオハラズ(O’Hara’s)

 

oharasmatt.png

 

創業は1996年と、アイルランドのクラフト・ビール会社としては老舗であり、規模としても最大手の1つと言っていいでしょう。アルディ(Aldi)というスーパーのプライベート・ブランドの供給元でもあります。

 

IMG_4738.jpg

 

こういうパブのサインも、小さなクラフト・ビール会社ではできないと思います。

 

次は、ポーターズハウス (Portershosuse)

 

IMG_4801.jpg

 

たぶん、アイルランドのクラフト・ビールの中では一番有名。こちらも1996年の創業ですが、オーナーはこれ以前にもクラフト・ビールの事業にトライしていたので、アイルランドのクラフト・ビールのパイオニアはポーターズハウスだと言っていいと思います。

 

IMG_4720.jpg

 

ポーターズハウスは同名のパブを何軒か経営しています。下の写真はトリニティ大の近く、ナッソー・ストリート(Nassau Street)にある店舗です。テンプルバーやロンドンにも支店があります。

 

portershouse.png

 

ポーターズハウスのオーナーはウイスキー・ビジネスにも進出していて、ディングル蒸留所はグループ企業です。ポーターズハウス2人の従兄弟が始めた会社で、そのうちの1人がウイスキーを一生懸命やっていたんだけど、2016年に57歳の若さで急死。蒸留所を始めたのが2012年だから、ウイスキーの初出荷は見届けることができたか。

 

さて、次はこちら。フランシスカン・ウェルとエイト・ディグリーズ。

 

fribcuscab_8degree.png

 

この2つは厳密にはもうクラフト・ビールと呼べないかもしれません。2つとも大手の会社に買収されてしまったからです。

 

フランシスカン・ウェルは1998年にコークで産声を上げた会社。醸造所は、800年前にフランシスコ会修道院が建てられた場所にあります。2013年にカナダに本拠を置くモルソン・クアーズに買収されました。当時はまさにクラフト・ビールが日の出の勢いでしたし、大手ビール会社も新しいビール愛好家を開拓するための商品を探していたのでしょう。

 

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エイト・ディグリーズの方は2010年にコーク県のミッチェルズタウンで設立。2018年にジェムソン・ウイスキーなどを生産するアイリッシュ・ディスティラーズ社に買収されました。

 

どうしてウイスキーの会社が? と思われるかもしれませんが、その理由はジェムソンのカスクメイト・シリーズというウイスキーにあります。

 

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どういうことかといいますと、ジェムソンの公式 Web サイトから引用します。


カスクメイツ・シリーズでは、「ジェムソン・ウイスキーの熟成に使用した樽で、アイリッシュスタウトを熟成させてバレルエイジドビールを造り、その樽を再び蒸留所に戻してジェムソン・ウイスキーのフィニッシュに使用」するのです。

 

以前は上述のフランシスカン・ウェルとのパートナーシップでカスクメイツを生産していたのですが、カスクメイツの人気が高まるにつれ、フランシスカン・ウェルとの協力だけではまかないくれなくなってきたのです。

 

そこで、エイト・ディグリーズを買収することによって、カスクメイツ生産用のビール熟成樽を安定的に確保しようとしたのです。商品ポートフォリオを拡大することではなく、製造に必要な樽を確保することが第一の目的でビール会社を買収するというのはおもしろいですね。

 

この買収に関するアイリッシュ・タイムズ紙の記事はこちら(2018511)

IrishDistillers acquires Cork-based craft brewer Eight Degrees


クラフト・ビールは今でも人気が高くて、スーパーマーケットの商品棚でもかなりのスペースを占めていますし、クラフト・ビールを主に置いているパブなんかも珍しくありません。


8degrees.png

 (エイト・ディグリーズのビール)


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父の日ギフト & ゲーム・オブ・スローンズのミニ・ボトル・セット

雑談
06 /21 2020

621日の日曜日は父の日ですね。

 

ダブリンにあるザ・ヘッドラインというパブで、父の日向けのギフト・セットを販売していたので買ってきました。私の父親は10年近く前に他界しておりますので、完全に自分向けです。


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ギフト・セットの内容は、18年モノのシングル・モルト・ウイスキー、クラフト・ビール6本、キョウズ(Keogh’s)のポテチ、板チョコ、カード、クラフト・ビールのグラス、クラフト・ビールのビアマット取り合わせです。お値段は45ユーロ。

 

 fathersdayset1.png

 

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私が欲しかったのは、もちろんウイスキーのミニ・ボトルです。ティーリング社のウイスキーで、18年モノ。アルコール分46%70ml入りです。


TeelingMinibottle18Years.png 

 

それから、ザ・ヘッドラインのオンライン・ショップでは、ゲーム・オブ・スローンズをテーマにしたミニ・ボトル11本セットも売っていたので、そちらも購入しました。75ユーロ。


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ゲーム・オブ・スローンは言うまでもなくHBOの人気テレビ・ドラマですが、北アイルランドの映画庁 (Northern Ireland Screen) が出資しており、北アイルランドの各地でロケが行われています。一番有名なのはダーク・ヘッジでしょうかね。絵葉書にもなっています。また、リトル・フィンガー役を演じたエイダン・ギレンはダブリン出身です。


DarkHedgePostcard.png

 

今年の秋には、北アイルランドのバンブリッジという町の近くに「ゲーム・オブ・スローンズ・スタジオ・ツアー」なるアトラクションがオープンする予定です。

 

実は私はこのミニ・ボトル・セットはアイリッシュ・ウイスキーを使ったものだと思い込んでいたのですが、スコッチ・ウイスキーでした。ゲーム・オブ・スローンズはスコットランドでもロケをやっているんですね。

 

ロイヤル・ロッホナガー、クライヌリッシュ、ラガヴーリン、ジョニー・ウォーカー(3種類)、オーバン、カーデュ、タリスカー、ダルウィニー、グレンデュランのウイスキーが使用されています。すべてディアジオ社のブランドですね。


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ここで、「私もゲーム・オブ・スローンズは好きでよく見ていました。面白かったですよね」などと言うことができれば話も盛り上がるんでしょうが、残念ながら、私、まったく見ておりません。連続テレビ・ドラマは、次の回まで一週間待つのがつらくて、ほとんど見ることができないんです。裏切りの連続で、たいへん面白いドラマだったとは聞いております。なんだが尻切れトンボですみません。

 

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tarafuku10

アイルランド・ダブリン在住。男性。