アイリッシュ・ウイスキーの絵葉書

雑談
11 /08 2020

雑談です。


 

私は郵便関係全般が好きで、古い郵便ポストを見に行ったり (アイルランドでは100年以上前のポストが現役で使われています)、絵葉書を集めたりしています。


 

ウイスキーをテーマにした絵葉書も結構あるのでご紹介したいと思います。


 

まず、ウイスキー蒸留所に見学に行ったときにギフト・ショップで買った絵葉書から。

 

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こちらはダブリンのオールド・ジェムソン蒸留所で買ったものです。エイダン・ケリー (Adan Kelly) さんというフォトグラファーの撮影した写真です。ウイスキーに直接関係するのは樽の写真だけ。他はダブリンのストリートの夜を切り取った写真です。この方は写真の上に文字を書くのが作風なんですね。宛名を書く面にはジェムソンのロゴが入っています。


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次はピアース・ライオンズ蒸留所の絵葉書。5枚セット。こちらは使われなくなった教会を再利用した蒸留所で、ステンドガラスが特徴です。そのステンドグラスをテーマにした絵葉書が中心ですね。

 

JamesonandPearce2.png 


上の2つの蒸留所の絵葉書は、このようにセットになって販売されています。

 

bushmillsPostcards.png

 

それから、ブッシュミルズの蒸留所で買った絵葉書。11枚あります。蒸留所の外観の写真から貯蔵所、蒸留器、ブッシュミルズのテーストの図解など、いろいろ取り揃えられています。


RoeandCo.png

 

そして、ロウ&コ蒸留所。こちらの絵葉書は木製です。17ユーロとお値段も張りますが。

 

paddypostcards.png 



次に、土産物屋さんで売っている絵葉書。Real Ireland という観光客向けの絵葉書を作っている会社があるのですが、そこの製品です。パディ・ウイスキーの看板をそのまま絵葉書にしたもの。私が持っているのはこれだけですが、ジェムソンなどその他のウイスキーの看板を絵葉書にしたものもあります。最近見ないので、ありました、というべきかな。

 

powermirror.png

 

続きまして、パブ・ミラーの絵葉書。どちらもパワーズ・ウイスキーですね。上が Real Ireland。下は Insight Diblin というこれも観光客向け絵葉書を作っていた会社のものです。

 

powermisc.png

 

それからもう1つ。左の絵葉書は3年ほど前にオンラインで買ったんだけど、ドイツの方が趣味で作っている絵葉書かな、と思うんだけど。パブのキャビネットの前でおじさんが幸せそうにしています。手にもっているのはパワーズ・ウイスキー。右側はこれも Real Ireland の絵葉書で、パブの外観ですが、こちらもパワーズ・ウイスキーのミラーが写っています。パワーズのパブ・ミラーは金色をちりばめたデザインが美しいので写真映えしますね。

 

IMG_6092.jpg

 

それからこちらは、かなり昔に買ったものですが (25年以上前)、アイリッシュ・コーヒーとアイリッシュ・ホット・トディの絵葉書。宛名を書く方の面にレシピが記載されています。写っているのはブッシュミルですが、ジェムソンが写っている別バージョンもあったはず。リーシュ県のエモ (Emo) という小さい村にある会社が出していたものですが、その会社はいま検索しても見つかりません。

 

louivitton.png

 

最後は、ルイヴィトン社がルーベン・トレド (Ruben Toledo) というアーチストに依頼して世界の100都市のイラストを描いてもらい、絵葉書セットにして販売したのですが、その中のダブリン編。パブの中で男女が語り合っている図。背後にはやはりパワーズ・ウイスキーのパブ・ミラーが描かれています。

 

 

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アイリッシュ・ウイスキーのミニチュア・ボトル – その8

雑談
10 /15 2020

アイリッシュ・ウイスキーのミニボトル紹介シリーズ第八弾です。


 

最初の写真はこちら。

 


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左端はイーガンズ (Egan’s)。こちらはシングル・グレーンですが、シングル・モルトなどのウイスキーも出しています。アイルランド中部のタラモア (Tullamore) で手広く事業を営んでいたイーガン家。19世紀ごろからはウイスキーも手掛けていたようです (蒸留ではなくボンダーとして)。イーガン家の子孫が2013年にウイスキー事業を復活させました。

 


写真中央はナッタージャック (Natterjack)。ウォーターフォード県のキルマクトーマス (Kilmacthomas) にあるゴーティノア・ディスティラーズ社のウイスキー。新しい会社ですが、キルマクトーマスの織物工場だった古い建物に蒸留所を作る計画です。ナッタージャックというのはカエルの一種です。


 

写真右はグレース・オマリー (Grace O’Mally)。メイヨー県のInis Tine Uisce Teoranta社が、グレート・ノーザン蒸留所の原酒からつくったブレンド・ウイスキーです。2017年のリリース。グレース・オマリーは、16世紀に活躍したアイルランドの実在の女海賊です。


 

次の写真はこちら。

 

IMG_5709.jpg


 

左端はダニー・ボーイ (Danny Boy)。クーリー蒸留所で蒸留・ブレンドしたものだとラベルに書いてある。この製品の700mlボトルは見たことないんですよね。いま「Danny Boy Whiskey」で検索すると、同名の15年モノのシングル・モルトがヒットする。600ユーロの高級品。ウェブサイトに使用されているロゴは、このミニボトルのロゴと同じ。連絡先には北アイルランドのベルファスト近郊の住所が掲載されている。ちょっと経緯は不明です。

 


写真中央はミラーズ (Millars)。ラベルには「Est. 1843」と書いてあります。元々はダブリンのアダム・ミラー・アンド・カンパニーという会社が作っていたもののようです。このミニボトルのラベルには、ラウズ県ダンダルクの A. Millar & CO の名前が印刷されていて、ここが販売元のような印象を与えているのですが。。。あるショップのウェブサイトには、原酒はクーリー蒸留所のものと書かれていました。

 


写真右はアイリッシュ・アメリカン (Irish American)。メイヨー県アキル島 (Achill Island) にあるアキル・アイランド蒸留所のウイスキー。蒸留所は2019年設立。以前からアイリッシュ・アメリカンのブランドでアイルランドを販売していましたが、新しく蒸留所も作ったということでしょう。写真のウイスキーはブレンドですが、シングル・モルトも出しています。


 

次の写真はこちら。

 

IMG_5731.jpg

 

左の3つは、ダブリンにあるケルティック・ウイスキー・ショップというウイスキー専門店のもの。グレート・ノーザン蒸留所あたりで蒸留された原酒を使って、プライベート・ブランドのような形で作られたものと思われます。シングル・モルト・ウイスキーであり、ラベルにはそれぞれケルトの意匠が描かれています。

 


右端は、これもケルティック・ウイスキー・ショップが出しているものなのですが、ダブリンの紋章と「Dublin」の文字が描かれています。アイルランドには県が32あって (北アイルランドを含む)、ダブリンはその1つ。実はすべての県のミニボトルがあるのですが、さすがに32個全部集めるのは大変なので、ダブリンだけ購入しました。

 


最後の写真はこちら。

 

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こちらは、ゴルウェーのガラヴァンズ (Garavan’s) というパブが出しているものです。やはり原酒はグレート・ノーザン蒸留所あたりで蒸留・ブレンドされたものを使い、プライベート・ブランドのラベルを付けたものではないでしょうか。グラスとセットになっていて、クリスマスや父の日などのプレゼントに最適なボックス入りです。

 


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アイリッシュ・ウイスキーのミニボトル紹介シリーズは、今回でひとまず終了です。長らくお付き合いいただきありがとうございました。



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アイリッシュ・ウイスキーのミニチュア・ボトル – その7

雑談
10 /14 2020

アイリッシュ・ウイスキーのミニボトル紹介シリーズ第七弾です。


 

まず、ナポーグ・キャッスル (Knappogue Castle) ウイスキー12年、14年、16年のすべてシングル・モルトです。


 

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このようなボックス入りで販売されています。

 


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ナポーグ・キャッスルというのはアイルランド西部のクレア県にある古いお城です。米国海軍の高官だったマーク・エドウィン・アンドリュースと、彼の妻で建築家のラヴォーンが1966年に購入し、廃墟だったお城を修復・修繕しました。また、マークがアイルランドの蒸留所でウイスキーを樽ごと購入し始めたのもこの頃です。

 


ナポーグ・キャッスルは、1996年にアイルランド政府の機関に売却されましたが、彼らの息子 (この人もマークといいます) が設立したニューヨークのキャッスル・ブランズ社がナポーグ・キャッスル・ウイスキーを販売しています。原酒を蒸留しているのはブッシュミルズのようです。


 

ナポーグというのは英語のつづりは Knappogue ですが、もともとはアイルランド語の Cnapóige で、「キスの丘」というロマンチックな意味を持つ言葉です。

 


次はクロンターフ 1014 (Clontarf) です。こちらもキャッスル・ブランズ社がオーナーで、ナポーグよりも安めの価格帯。50ml3本のミニボトルが積み重なっている面白いパッケージ。

 


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バラすとこんな感じになります。左の2つがブレンドで、右端がシングル・モルトです。

 


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コークで蒸留されていると説明されているので、おそらくミドルトン蒸留所の原酒を使っているのでしょう。


 

クロンターフというのはダブリン市内の地名で、1014年のクロンターフの戦いの舞台となった場所です。クロンターフの戦いというのは、アイルランドのハイ・キング(上王)で英雄のブライアン・ボルが、オークニーやマン島から来たノルマン人とレンスター地方の王たちの連合軍を破った戦いです。


 

今回の最後は、ランベイ (Lambay) ウイスキー。左がシングル・モルト。右がブレンドです。


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このウイスキーの名前は、ダブリンの沖合にあるランベイ島にちなみます。この島は私有地で、20世紀の初め頃からベアリング一族が所有しています。ベアリングス銀行という銀行がかつてイギリスにありましたが、その一族です。


 

ベアリング一族とカミュ・コニャックのカミュ一族がタッグを組んで、2018年に販売を始めたのがこのランベイ・ウイスキー。現在は一部の樽を島内の貯蔵庫で熟成させているそうです。島内に蒸留所を建設する計画もあり、かなり具体化しているようです (計画を当局に申請済みで、大筋では承認されているとのこと)



ランベイ島の見学ツアーもあるんですけど、これはかなりお高いお値段設定となっております。12人までの団体で 2700ユーロ(税別)から。これは団体でまとめてこのお値段ということだと思うんだけど、はっきりは書いていないので1人あたりのお値段かもしれません。ベアリング家の方が案内してくれるそうなので、訪れるほうもかなり気合を入れる必要がありそうです。


 

今回は以上です。

 

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アイリッシュ・ウイスキーのミニチュア・ボトル – その6

雑談
10 /12 2020

アイリッシュ・ウイスキーのミニボトル紹介シリーズ第六弾です。


 

まず、パワーズコート蒸留所 (Powerscourt Distillery) のウイスキーです。ファーカレン (Fercullen) というブランド名で統一されています。写真左から、プレミアム・ブレンド、シングル・モルト 14 年、シングル・グレーン 10 年です。



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ダブリン近郊のウイックロー県エニスケリー (Enniskerry) にパワーズコート・エステートという観光名所があります。貴族の屋敷と庭園、そして広大な敷地に広がる自然が見どころです。パワーズコート蒸留所はこのエステート内にあります。蒸留所の設立は 2018 年。見学ツアーも行っています (2020 年 10 月現在はコロナの影響で休止中)。現在同社が出しているウイスキーはクーリー蒸留所で蒸留されたものです。Fercullen というのは、このエステートの山間部を指す地名だそうです。


 

次はスレーン蒸留所 (Slane Distillery) のスレーン・ウイスキー。右がミニボトルで左が 700ml 入りのレギュラー・サイズです。


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スレーン蒸留所はミーズ県スレーンにあるスレーン・キャッスルというお城の中にあります。蒸留所の設立は 2018年。このお城には、コニンガム家という貴族の一族が今も居住しています。スレーン・キャッスルは野外コンサート会場としても有名で、ずっと昔ですが、私も REM のコンサートに行ったことがあります。お城の維持にも結構お金がかかるみたいで、スレーンをブランドとして確立することで財務的に持続可能な状況にしようとしているようです。スレーン蒸留所を作ったのもその一環ですね。

 


ここのウイスキーはそんなに高くなくて40ユーロ以下で買えるのですが、去年だかおととしだかのアイリッシュ・ウイスキー・マガジン誌では、その価格帯で買えるウイスキーとしては最高の評価を得ていたと記憶しています。見学ツアーも行っています (2020 年 10 月現在はコロナの影響で休止中)。世界遺産のニューグレンジも近くにありますので、あわせて訪れてみてはいかがでしょうか。


 

今回の最後はボアン蒸留所 (Boann Distillery) のウイッスラー。右が 年、左が 10 年のシングル・モルト。10年の方は液面低下が激しいですね。


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この蒸留所はドロヘダにあります。ドロヘダはラウズ (Louth) 県の街なんだけど、南の端だけミーズ県にかかっていて、この蒸留所はミーズ県側にある。蒸留所の設立は2019年。

 


ボアンというのはケルト神話に出てくる女神の名前。近くを流れるボイン川の女神だそうです。この蒸留所は、アイルランドでソフトドリンクやお酒の製造・流通・販売を手広くやっているグリーソン・グループが経営しています。グリーソンは今は C&C (アイルランドのサイダーの No1 ブランドであるブルマーズ (イギリスではマグナーズを所有する会社)が親会社みたいな形になっているのかな。ただ、この蒸留所はグリーソンを経営するクーニー (Cooney) 家が独自にやっているものかもしれない。


 

ウェブサイトを見ると、2020 年中に蒸留所見学ツアーを始めるみたいなことを書いてあるんだけど、コロナの影響で進展がないままになっているのかもしれません。


 

今回は以上です。

 


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アイリッシュ・ウイスキーのミニチュア・ボトル – その5

雑談
10 /04 2020

アイリッシュ・ウイスキーのミニボトル紹介シリーズ第五弾です。


 

今回は、北アイルランド関係のウイスキーをご紹介します。

 

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まず、左端はフレンド・アット・ハンドというウイスキー。13年モノのシングル・モルト。これは、ベルファストにある同名のウイスキー専門店のオリジナル・ブランドです。ウイスキー自体はどこかの蒸留所から調達したものと思われます。ラベルには握手のイラストが描かれていて、その下には「Reconciliation」(和解) の文字が見えます。北アイルランドの過去の紛争、そして和平への道がイメージされているのは間違いないでしょう。


 

このお店は、近くにあるデューク・オブ・ヨーク (Duke of York) という有名パブがおそらくやっているんだと思います (お店のウェブサイトがパブのサイトの中にあるから)。フレンド・アット・ハンドを訪れた際には、このパブにも寄ってみてはいかがでしょうか。年代モノのパブミラーやホウロウ看板が所狭しと飾られています。


 

真ん中に写っているのは Titanic というウイスキー。ご存じの方も多いと思いますが、タイタニック号はベルファストのハーランド・アンド・ウルフという造船所で建造されました。ベルファストにはベルファスト・ミュージアムという体験型アトラクションが2012年にオープン。観光の目玉になっています。

 


このウイスキーは、タイタニック・ディスティラーズ社というベルファストの会社が販売しています。ウェブサイトを見てみましたが、コンテンツが薄く、詳しいことはあまりわかりませんでした。


 

写真右側に見えるのは、フェッキン・ウイスキー。ダウン (Down) 県のカーカビン (Kircubbin) という小さな村にあるフェッキン・ドリンクス社の製品。カーカビンにはエクリンヴィル蒸留所という2013年にできた蒸留所があります。この蒸留所では、ダンヴィル (Dunville) という由緒あるブランドのもとにウイスキーを製造しています。フェッキンの製品は、この蒸留所のウェブサイトのショップでも売られているので、少なくともなんらかの関係があるはず。フェッキンというちょっとやんちゃなイメージの商品を別ブランド/別会社で出している、ということなのかも。

 


フェッキン (Feckin’) というのはアイルランドのスラングで、ありていに言えば、いわゆる F ワードの代用となる言葉。F ワードよりは柔らかい言い方なので、商品名に使っても大丈夫。


 

もともとは、Feck というアイルランド語の動詞があって、これは「素早く盗む/投げる/去る」という意味。これに ing がついて、F ワードと響きが似ているので、代用語として使われるようになった。


 

おもしろいのは、7世紀のアイルランドにはセイント・フェッキン (Saint Fechin) という聖人がほんとうにいたこと (読みはフェヒーンとかそんな感じらしいが)。ラウズ (Louth) 県にはターモンフェッキン (Termonfeckin) という名の町があって、ここは冗談のネタによく使われます。デビッド&ビクトリア・ベッカム夫妻がご長男にブルックリンという名前を付けたのは、ブルックリンにいたときにできた子供だからなのですが、もしターモンフェッキンでできた子供だったらターモンフェッキンと付けたのか、とか。ターモンフェッキンには聖フェッキン教会というのが2010年頃まで実在しました(建物は今もあります)


 

すみません。余談が過ぎました。


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続きまして、北アイルランドはデリー (Derry: イギリスでの呼び名はロンドンデリー) という都市にあるクワイエット・マン・アイリッシュ・ウイスキー社のウイスキーです。ブレンド・ウイスキー(左)と 8 年モノのシングル・モルト。クワイエット・マンと聞くと、ジョン・ウェインとモーリン・オハラが主演し、アイルランド4北西部のコングという町で撮影された『静かなる男』が真っ先に頭に浮かぶと思います。


 

しかし、少なくとも公式には、このウイスキーの名前は映画にちなむものではありません。オーナーのキアラン・マグロー氏の父親は、ベルファストでバーマン (バーテンダー) として50年以上働いていました。お父さんはもともと物静かな人だったようですが、バーマンとして見聞きした客のゴシップなどは一切口にしなかったとか。マグロー氏はそうした父親へのリスペクトから、自分のウイスキーにクワイエット・マンと名付けたようです。ラベルに書かれている「An Fear Ciuin」は、アイルランド語で「静かなる男」の意味です。

 


この会社は、2017年に蒸留所の建設を始めたのですが、商業的な理由で201811月に建設を中止。20184月にアメリカのLuxco という会社が、クワイエット・マン社の親会社となっており、そのことが関係したのだろうと思われます。この蒸留所が稼働していれば、デリーで新しい蒸留所が操業を始めるのは200年以上ぶりだったそうです。


 

今回は以上です。


 

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tarafuku10

アイルランド・ダブリン在住。男性。